謎はすべて解けた iSDT C4 充電器 詳細編

 先日のiSDT C4充電器編の続きです
 ここでは実際に使用して設定値等細かい部分を書いていきます

 ①充電時の電力制限について
 動作電力含め25Wの制限があります
 実際には安定して動く閾値があります
 画面の明るさはLOWで稼働して調べました

 ●USB出力を使わない場合
 〇ニッケル水素バッテリーの場合
 4本使用時でも全域で3A充電が可能です

 〇リチウムイオンバッテリーの場合
 18650,26650スロット2本使用時は全域で安定する最大電流値は2.5Aです
 1本の場合は全域で3A充電が可能です

 ●USB出力を使う場合
 USB出力を5V2.3Aで出力した場合
 USBで使う電力は変換ロス含めて約13.8W(12V1.15A)

 〇ニッケル水素バッテリーの場合
 4本使用時は全域で安定する最大電流値は1.6Aです
 2本のみの場合は全域で3A充電が可能です

 〇リチウムイオンバッテリーの場合
 18650,26650スロット2本使用時は全域で安定する最大電流値は1.2Aです
 1本の場合は2.3Aまでです

 ●ミニ四駆で使う時に気になる部分

 モバイルバッテリーでの駆動は可能です
 Anker 10000QC出力の12V2Aで駆動した場合でニッケル水素バッテリーの充電電流上限

 4本使用時は全域で2.3A
 3本使用時は全域で2.9A
 2本使用時は全域で3A充電が可能です

 ②充電制御等
 充電する電池の種類によって変わります

 ◯ニッケル水素バッテリーの場合
 設定した電流で充電する方式でCC,-Δです
 充電電流は充電が完了するまで変わりません
 俗に呼ばれるリニア充電になります

 高電流充電時は計測されている内部抵抗の値で変化します
 内部抵抗が大きいと電流値が設定値まで上がらず可変制御になります

 最近使用頻度が増えている単4電池が一度に2本しか入りません
 4本充電する時にスペーサーを取り付けて充電する方法は使わない方が良いです
 内部抵抗を計測している為電流制限が掛かる場合があります
 接触抵抗で電圧変動が大きくなりデルタピークが誤反応してきちんと充電されないことがありました

 充電完了後はトリクル充電に切り替わります

 ◯リチウムイオンバッテリーの場合
 CC-CV充電で閾値電圧をきちんと維持します
 金額が高い充電器らしくCV電圧ぴったりで充電電圧を維持するので充電時間が短いです

 ③各バッテリーに適した充電電流は?
 充電制御はセオリー通りでバッテリーに記載されている設定値が良いです
 ニッケル水素バッテリーはパルス充電では無い為高電流での充電は熱を持ちます

 リチウムイオンバッテリー等は仕様書に書かれた範囲内で問題ありません
 ニッケル水素バッテリーの場合も仕様書の範囲内が良いです

 ニッケル水素バッテリーで実際に使ってみて良さそうな設定値

 単3サイズ(AA)
 エネループ(同等品含む)
 ~2.0A
 日本製エネループライト(同等品含む)
 ~1.5A
 
 単4サイズ(AA)
 エネループ(同等品含む)
 ~0.6A
 日本製エネループライト(同等品含む) 
 ~0.5A

 ミニ四駆等パンチが必要な場合
 ネオチャンプ等
 1.5~2.5A
 私の使っているバッテリーで充電完了電圧と初期放電維持電圧で判断
 おいしい所は2.0Aで仕上がり温度が40℃位

 ④放電時の絞り?機能について
 基本は計測している内部抵抗値と電圧で勝手に可変させています
 放電終止付近の絞り機能は内部抵抗値が400mΩ以上時に0.2A固定になります
 Analysisモードであれば絞り放電は活性化に有効です

 マイナスポイントは計測モードや放電モードでも絞り機能が働いてしまいます
 設定した電流値以外で動くことになるので設定値での放電量の計測が出来ません

 ⑤バッテリーマッチングについて
 放電量でなんちゃってマッチングが可能です
 絞り機能が邪魔をするので判断が難しいです
 放電量と放電にかかった時間で大体判断が可能です
 放電後現在のバッテリーの電圧も判断材料になります

 ※放電電流1Aで例を出すと
1.
_20180327_113015.JPG
2.
_20180327_113108.JPG
3.
_20180327_113125.JPG
4.
_20180327_113142.JPG

 全量放電で見た場合
 放電時間,電流量,現在の電圧で2と3の電池がペアになります
 一応2と4の電池もペアになりますね

 1のバッテリーは絞り放電が邪魔をして良く判りません
 放電平均電圧が出ないので放電中の電圧も見ておかないと判断が難しいです
 表示されている内部抵抗値は絞り放電時の抵抗値で判断に使えません
 あくまでなんちゃってマッチングが出来る程度かな?

 マッチングデータは今現在も取り続けているのでコツがわかれば書きます

 ※参考値 SKYRC MC-3000での計測数値

 1. 放電量 1525mA 電力 1.861wh 放電平均電圧 1.222V
 2. 放電量 1428mA 電力 1.775wh 放電平均電圧 1.241V
 3. 放電量 1419mA 電力 1.776wh 放電平均電圧 1.242V
 4. 放電量 1345mA 電力 1.622wh 放電平均電圧 1.204V

 SKYRC MC-3000でのマッチングだと2と3で確定です
 放電時間が短くなると平均電圧は高くなるので4の電池がヘタリで不調と判ります

 念のためどちらの充電器もスロットを入れ替えて計測しました
 数値や特性はほぼ変わりませんでした

 ⑥キャリブレーションについて
 校正数値の調整は出来ません
 計測してみるとかなり正確でスロット差も少ないです
 全体で見ると誤差は3%程度です
 放電の絞り機能が選択出来れば数値の正確さが生きてくるのに残念ですね

 私の個体でのキャリブレーション数値詳細は別記事になります

 準備中 iSDT C4 の校正数値についてへのリンク

 〇多機能充電器としては?

 値段が大体1万円以下で急速充電器としては優秀です
 記事の通りですがアナライザーとしては使えません

 1台目で小型のマルチチャージャーとしては悪くないと思います
 趣味でエナジャイザーCH1HR-3とPS POWER NT-1000を買う場合は選択肢として良いかと
 単4電池のスロットが2つのみで4本充電必要なら選択肢から外れます

 アナライザーの機能が欲しい方はSKYRC MC-3000をオススメします

 〇家庭用の充電器としては?

 家庭用としては要らない機能が多すぎです
 バッテリーを入れると自動で始まる充電の設定が良いです

 冷却ファンがかなり五月蠅いので夜寝る前に充電という使い方は無理です
 リチウムイオンバッテリーも普通は使わないはずなので要らない機能だと思います
 最近使用頻度が増えている単4電池も2本しか入りません

 家庭用は今まで通りPSPOWER NT-1000等がオススメです



 リチウムイオンバッテリーの機能は無く活性化等必要な機能はついています
 バックライトはありませんがファンレスで静かな充電器です
 記事書いてますので是非読んでやってください

 謎はすべて解けた PSPOWER NT-1000編へのリンク
 

この記事へのコメント